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ノワ・ドゥ・ブール=フィナンシェという固定観念

ノワ・ドゥ・ブールといえば、あの焼きたてフィナンシェ。
あたたかくて、しっとりしてて、ひと口食べると「うん、今日も生きててよかった」って思えるお菓子。
私はもうずっと、それ一択でした。
選ぶ理由すらなく、レジ前で無意識に「フィナンシェ、4個で」と言ってしまうレベル。
でもね、今日。ついに気づいてしまったんです。
“サブレ・シトロン”、なんか…よくない?
サブレ・シトロンってどんな味?

5枚入りで756円。
手に取ったときの第一印象は、「え、これだけ?」。
でも食べたらびっくり。5枚でちゃんと満足感あるんです。
まず、ザクッとした軽めの食感。
そこに、レモンのアイシングのキュッとした酸味が走る。
酸っぱいだけじゃなくて、ちゃんと甘みもあって、バターの香りもふんわり。
なんというか…スキッとした人懐っこさ、みたいな味。
重たくないけど、物足りなくない。食べた後、口の中がちゃんと幸せ。
見た目は地味。でも、食べたら記憶に残る。
袋から出した時点で、「え、これが756円…?」って思ったのは事実です。
でも食べたら、「あ、ごめん、見くびってた」ってなった。
レモンのアイシングがキラキラしてて、派手じゃないけど丁寧な感じがして、食べ終わったあとにもう一枚食べたくなるやつ。
休日の午後にあったかい紅茶と一緒に食べたくなるタイプの焼き菓子です。
フィナンシェとどっちが好き?という無意味な問い
あえて言うと、フィナンシェは”疲れた日に必要な包容力”。
一方、サブレ・シトロンは”ちょっと気分を切り替えたいときのリセットボタン”。
どっちが上とかじゃなくて、その日の気分で選ぶやつです。
メイクでいうと、フィナンシェがベージュ系、サブレ・シトロンはくすみイエローって感じ(伝われ)。
結論:ノワ・ドゥ・ブールは、沼です。
一種類で満足できると思ってた私が甘かった。
「フィナンシェだけ買う予定だったのに、なんかもう一袋ある…」って現象、たぶんあなたにも起こると思います。
これ、きっとマーケティングじゃない。ただただ、おいしいだけ。