2025年7月29日(火)で閉店が決まってしまった、吉祥寺の人気店「Boulangerie Bistro EPEE(ブーランジェリ ビストロ エペ)」。
あまりにも惜しすぎる…。

今回、夫と一緒にパンをいろいろ買って半分こして食べ比べました。
どれも本当に美味しくて、正直ひとつもハズレなし。
閉店前にもう一回…いえ、できれば二回行きたいです。
ここからは、今回食べたパンの感想をひとつずつご紹介します。
↑この後にまた行ったのでその分も追加しました。
目次
リュスティックシュクレ

米粉20%入りのもっちもち生地に、クロワッサン生地とバターを包み、上にはポップシュガーをトッピング。
シャリっとした砂糖の食感と、もちもちのパンのコントラストが最高です。
バター感もすごくて、これはもうスイーツ感覚。
今回の中で一番好きでした。
ただし、買ってすぐ食べないと表面のコーティングがとけてしまって、べとべと&味の印象もガラッと変わるので注意。
近くの公園とかでそのまま食べるのがおすすめです。
エスドノワール

↑右の「S」
くるみ入りのライ麦ハード生地に、ブルーチーズ。
仕上げにハチミツが入っていて、甘じょっぱいバランスがたまらない一品。
しっかりハード系で、噛むほどに味わい深いタイプ。
ワインに合わせたい感じのおしゃれなパンです。
カンパーニュナチュール
写真左。
これなしにEPEEは語れない、というくらいの代表格。
そのままでも、サンドイッチにしても、お食事パンとしても万能。
酸味がしっかりあって、クセのある風味が特徴的です。
私は好きなタイプでしたが、夫はちょっと苦手だった様子。人を選ぶタイプかもしれません。
クロワッサン
サクッとして、バターの香りがふわっと広がる軽やかなクロワッサン。
王道でおいしい。朝これとコーヒーだけでも幸せになれそうな安心感のある味。
ミニ食パン
サイズは小さめなのに、もっちもち。
しっとりなめらかで、ふんわりした弾力もあって食べごたえ十分です。
今回はミニサイズを買ったけれど、次は絶対通常サイズを買ってみたいと思いました。
ブリオッシュパティシエール
ころんとまん丸の可愛い見た目。
そんなに大きくないのに、意外とずっしりしています。
ふわっともっちりした生地の中に、クリームがたっぷり入っていて、優しい甘さ。
おやつにも朝食にもぴったりな、ちょっと特別なブリオッシュでした。
ミニキューブのブリオッシュ(ミルクチョコレート)

やわらかくて甘いブリオッシュの中にミルクチョコが入っている可愛らしい一品。

ただ、チョコの量は少なめで、ちょっと物足りなさもありました。
生地自体は美味しいけれど、「ミルクチョコを期待して買うとちょっと違うかも」という感想です。
じゃがバター

これが想像以上に美味しかった!
ホクホクのじゃがいもがたっぷり入っていて、生地はもっちもち。
じゃがバターのシンプルな組み合わせだけど、じゃがいもの美味しさがダイレクトに感じられて満足度が高いです。
温め直して食べるのもおすすめ。
はちみつチーズサーモン

ハード系生地で、外はバリッと香ばしい。
中には、はちみつの甘み、岩塩の塩気、そしてチーズとサーモンの旨み。
甘さと塩気、コクと香ばしさが完ぺきなバランス。
ソーセージクロワッサン

これがエペで一番好きなパンです!夫と2人で「やっぱりこれ最高」と意見が一致。
サクサクのクロワッサン生地の上に、極太のソーセージがドンと乗っていて、見た目のインパクトも抜群。
クロワッサンは外がサクッと、中はしっとりむにっとした食感。
ソーセージはとってもジューシー。噛むと肉汁がじゅわっと出てきて、ほんのり甘みのある生地との相性が最高です。
食パン1本(ゆめちから100%・湯種製法)

これぞエペの底力。真っ白で美しい角食。
しっとりふかふか、むぎゅっともちもちで、小麦の甘みがじんわり広がります。
弾力もあって、耳まで美味しい。

個人的には生でそのまま食べるのが一番好きですが、
トーストしてバターを塗ってもまた別の魅力が出てきます。
サクッと、カリッと、でももちっと感は失われない。どうやって食べても美味しい、万能な食パンです。
パタト(さつま芋入り)

全粒粉の生地とは思えないほどふんわりと柔らかいパン。

中には甘くてほくほくのさつまいもがたっぷり入っていて、満足感があります。
黒ごまのトッピングが香ばしくて、見た目も味もほっこりする一品でした。
リュスティック

米粉を20%使用し、水分量が多くてもっちもち。
外側はバリっと香ばしく、中はしっとり弾力のある食感。
噛むほどに甘みが広がって、ただのシンプルなパンとは思えない奥深さがあります。
エシレバターをのせて食べたらさらにおいしくて、ちょっと感動しました。
黒豆コンプレ

全粒粉100%の生地を使った、大きな円盤型のパン。
ずっしり重く、むっちりもっちもち。中には大粒の丹波黒豆がぎっしり詰まっています。
豆はほどよい甘さでほくほく感がしっかりあり、食べ応えも十分。
シンプルだけど贅沢感があって、おやつにも軽食にもなる一品です。
ミルククリームサンド

ふかふかで弾力のあるパンに、なめらかなミルククリームがたっぷりサンド。

ミルク感がしっかりありつつ、甘さは控えめで後味はさっぱり。
軽く甘いパンが食べたいときにぴったりのパンです。
シュガートースト

エペの絶品食パンを使ったシンプルな甘いトースト。
表面はカリッと香ばしく、ジャリッとしたお砂糖の食感が楽しい。
パン生地はしっとりもっちり、弾力もあって、さすがエペの食パンという完成度でした。
甘さも強すぎず、つい手が伸びる一枚。
クロックムッシュ

少し酸味のあるパンに、ハムとベシャメルソースがサンドされた惣菜パン。
黒胡椒がきいていて、ソースのやさしい味の中にピリッとしたアクセントがありました。
軽めのランチや朝ごはんにぴったり。トースターで温め直して食べると、パンの香ばしさが引き立ちます。
キャロットケーキ

ごろごろ大きなクルミ、ジューシーなレーズンがぎっしり。
生地はもっちりむちむちで、程よくしっとり。
スパイス感はそこまで強くなく、素材の甘みや香ばしさが引き立っています。
上に乗ったフロスティングは甘さ控えめで、爽やかな酸味あり。
クリームチーズっぽさよりも、どちらかというとレモンクリームのような軽やかさで、濃厚だけど後味はスッキリ。
めちゃくちゃ好みでした。
まとめ

Boulangerie Bistro EPEEのパンは、どれも手が込んでいて個性があって、ちゃんとおいしい。
味のバランスもよくて、見た目以上に満足度の高いパンばかりでした。
閉店までにあと何回行けるかわからないけど、もう一度は絶対に行きたい。
これを逃したら後悔すると思える、そんなパン屋さんです。